非日常が味わえる場所

【見知らぬ人の手帳が読める?】手帳類図書室に行ってきた話

hanao

見知らぬ人の手帳が読める場所?

こんにちは、非日常ハンターのはなおです^^

いきなりですが

見知らぬ人の手帳が読める場所

というのが代々木にあるのを

知っていますでしょうか?

しかもそれは、昔の文豪や有名な人物ではなく

ごく一般的に、生活している普通の人

の手帳、だというのです。

はなお
はなお

なんのためにそんな場所があるんだ・・・

と、気になってきたところで

今回私、実際に行ってまいりましたので

是非ともレビューさせてくださいませ^^

💡手帳類図書室のここがおすすめ

⚫︎ 400冊を超える手帳には、必ず響く一冊がある。

⚫︎ いろんな種類の人間の、内部に入り、追体験ができる。

⚫︎ 一見普通のお店の奥に、予約者だけが入れる秘密のスペースがある

手帳類図書室ってどこにあるの?

そんな場所いったいどこにあるの?

という方のためにこちら

手帳類図書室

〒151-0053

東京都渋谷区代々木4丁目54−7 Picaresque内

地図はこちら

そうです、最寄りは参宮橋駅

から徒歩3分のところにありまして

かなりわかりづらいところにあるのですが

こちらの「ぴ」という看板の

裏側に回りますと

ピカレスク看板

ピカレスクという文字が書かれており

そのすぐ横にあるこちらの建物の

1階の一番右のお部屋

一番右のお部屋になります^^

予約者だけが入れる奥の秘密の席?

入り口に置いてあったオブジェ

勇気を出して扉をくぐり

中に入ると、とても可愛らしい

アートギャラリーが広がっていて一瞬

はなお
はなお

( あれ・・・間違えたかな・・・? )

となりますが、そこは勇気を出して

カウンターでパソコン仕事をしていた

黒髪ショートカットの綺麗なお姉さんに聞いてみることに

はなお
はなお

す・・・すいません、なんか・・・

こんにちは^^

はなお
はなお

あの、手帳類図書室っていう場所がこの辺に・・・

ご予約はされてますか?^^

(・・・え・・・ここであってる・・・?)

はなお
はなお

あっ・・えっと・・・してないです。

では、当日の料金でのご案内となりますが、よろしいですか?^^

そう言って簡単な料金システムと

注意事項を教えてくれ

では、こちらにお入りください。

と言って、ご自身の立っていた

カウンターの後ろのカーテンを、サッとめくったのでした・・・

ちなみに手帳類図書室の予約は・・・

ちなみにこちらは、私は今回予約なしで行きましたが

予約をしてから向かった方が

500円ほど安くなる、とあとから知ったので

もしもこれから行こうしている人は

予約してから行くことをお勧めします^^

手帳類図書室の料金はいくら?

ちなみに2025年3月現在の料金はこんな感じです↓

💡1名で90分あたりの料金

⚫︎相席 予約あり 1000円

 相席 予約なし 1500円

 貸切 予約あり 3000円

 貸切 予約なし 4500円

⚫︎ ご利用料金は(お1人あたり) 1000円〜
⚫︎ 平日 1枠90分 / 土日祝 1枠60分

料金は変わることもあるので

詳しくは、本家のサイトからご確認ください^^

手帳類図書室の内部はどんな感じ?

驚きつつも奥の部屋へと入ると

⚫︎ 机が一つ(4人掛けくらい)

⚫︎ 椅子が4つくらい

ぽつん置かれてあり

簡単なここでのルールが書かれたボードを手渡されました。

“ 誰の日記が読みたいか決まったらこちらのベルを鳴らしてください ”

手帳類図書室の使い方

ポツンと部屋の中に一人残された私は

目の前のメモ帳に目を通しました。

するとそこには、手帳を書かれた方の

メモの内容💡

⚫︎年齢や性別

⚫︎ご職業(わからない場合もある)

⚫︎どのようにしてここに持ち込まれたか

⚫︎書いてある内容や雰囲気

などが書かれており

そこから気になる方のものを

振られている番号をもとに注文します。

暗記帳のようなメモ

決まったらベルを鳴らすと

手で振るタイプのベル

サッとまたカーテンがあき

お伺いします^^

と言ってくれるので “ A ー 25 ” などと

読みたい手帳の番号を伝える

机の上に用意してくださります。

ここまでくれば、あとは90分間

思う存分、自分の読みたい手帳に没頭するだけです。

手帳類図書室の特徴は?

手帳類図書室の特徴 その①

まず一般人だからこその一番の魅力として

人に見られるために書いていないというのがあります。

芸能人だったり有名な作家さんの文章というのは

基本的には人に見られることを前提として書かれているので

良くも悪くも脚色されている部分というのがあります。

しかし、この手帳類図書室に置かれている文章たちは

もともと誰にも見せないつもりで書いたものが

色んな流れによって

たまたま手帳コレクターさんのもとにやってきたもの

なので、そこに記されているのは

限りなく本音に近いものになります。

手帳類図書室の特徴 その②

ダースベーダーすぎる植物

もう一つの特徴として

色んな年齢の、色んな職業の人たちの

文章が収められているので、自分が普段は

あまり関わらないような人

胸のうちも垣間見れたりします。

ニートの人、大学生の人、介護士の人、プログラマーの人、彫刻家の人

ギャンブラーの人、詩人の人、デリヘル嬢の人、子を持つお母さん

小学生の人、発達障害を持つ人、留学生の人、闘病中の人・・・etc

などなど、他にもまだまだ

いろんな特性の人がおり中には

はなお
はなお

おまいは、わいか!

と叫びたくなるほど

心のドッペルゲンガーに出会うこともしばしば。

・・・また、SNSとは違い

直筆で書かれているため、そこからしか読み取れないもの

というのも滲み出ていたりします。

手帳類図書室の特徴 その③

顔すぎるこぶ

人間の手によって書かれた

直筆の文字というのはその人のもっている

文字の癖だったり、独特なページの使い方

また絵や、大事だと思って貼られたと思われる

新聞の切り抜きや、写真など….

文章以外のものの方が、その本質を語る場面

というのも多く出てきます。

これはもう見てみないとわからないものなのですが

逆に言えば、見れば一発でわかるとも言えます。

💡同じ人の手帳でも・・・

書かれた時の状況によって

をしたりだとか、闘病生活に入ったりだとか )

文字の様子が変わることもあります。

手帳類図書室に行ってみた感想

手帳を読み進めていくと

今までに味わったことのないような感覚が何度も訪れます。

一人の人のものを何年も何年も追って読んでいくと

だんだんとその全体像が見えてきて

「あ、そうゆうことか」となることもしばしば。

印象に残っている手帳

私が3回目の訪問にしてようやく気付いたのは

⚫︎ 姉と弟が会話形式で進んでいく手帳があったのですが

⚫︎ その途中で実は弟は存在していない架空の人物だった

というものがありました。

また、普通の会社員の方の手帳で

えーと、今日は書くことが何もない。

なぜ男の人は、足の指の根本から毛が生えてくるのだろう。

毛っていうのは大事なところを守るもの。

メリットなんなの?

てか、手の指からも生えてたし。

というのもありました。

これには、さすがに肩を大きく振るわせましたが

この方は、ほぼ毎日気になることを

数行で書いていくのですが

書くことがないと、いつも毛の話に脱線する

のが、もう本当にやめてくれ・・・と

胸毛がすごい人がポロシャツを着るのは

かっこいいと思ってるからなのかどうなのか。

ちなみに俺が今日見た人は

親に買ってもらってると言っていた。

どうやったら、胸毛のすごい人が

俺、このポロシャツ親に買ってもらってるんだよね

と言っている場面に出くわすのでしょうか。

もう本当にこの人は何度読み返しても

飽きさせない謎の魅力を持っている人でした。

何かに悩んだときこそ手帳類図書室へ

図書室外に置かれていた下から芽吹いた植木鉢

もしも何かに悩んだのなら

一度、手帳類図書室を訪れてみてもいいかもしれません。

どうにもならない時に染みるのは

過去の偉人や、キラキラ輝く芸能人の言葉なんかよりも

案外そこら辺で生活している

知らない一般人の本音なのかもしれません。

10年も20年も前に、どこかでひっそりと書かれたそれは

今、時と場所を超えて、全く面識のない私の心を動かし

今、こうやってブログまで書かせています。

本音だからこそ、誰にも言えないことだからこそ

嘘がなく、どこか救われる部分があるのかもしれません。

ちなみに、自転車派の方には

自転車の影はなんでこんなに可愛いのか問題

ちなみに

わし、電車よりも自転車なんよ。

といった私みたいな方は

参宮橋の駅のすぐ近くに

2時間無料で、その後24時間ごとに110円

というありがた〜い駐輪場もあるので一応載せておきます。

なぜかGoogleマップに載っていなかったのですが・・・

住友化学株式会社参宮寮のすぐ横にあります。

渋谷区がやっているのでご安心を〜^^

2時間まで無料
あわせて読みたい
【私語厳禁のカフェ?】高円寺にあるアール座読書館で、お手紙セットを頼んでみた
【私語厳禁のカフェ?】高円寺にあるアール座読書館で、お手紙セットを頼んでみた
書いてる人
はなお
はなお
非日常ハンター
はじめまして もと図書館司書で、現在は古本屋さんで働いている、はなおと言います^^

このサイトでは、人生に疲れてしまった人や

これからどうして行ったら良いかわからなくなってしまった人へ

「 こんな場所があるんだったら、まだもう少し頑張ってみても良いかもしれない・・・」

と思ってもらえるような、いつもとはほんのちょっと違った感覚になれる

場所や、ものや、出来事などをお伝えしていけたらと思っています。

どうぞよろしくお願いいたします^^
記事URLをコピーしました